女性アイドルの多様化

女性アイドルは、時代ごと及びジャンルごとに分類されることが多い。

1980年代中頃までは、アイドルは手の届かない遠い存在、庶民の憧れ的な存在であったが、フジテレビの「夕やけニャンニャン」から飛び出したアイドル集団「おニャン子クラブ」は、親しみやすさを前面に打ち出し、従来のアイドル像を覆した。

また、それまでのアイドルと言えば、歌手、俳優、グラビアなど多岐に渡るジャンルで活動した者が多く、薬師丸ひろ子や菊池桃子など、事務所の方針等で水着にならないアイドルは若干いたが、歌手デビューしないアイドルは極めて稀であった。レコードが売れない者はトップアイドルとして認識されない風潮があった。

しかし、山瀬まみ、井森美幸、森口博子など、歌手としてのセールスが芳しくなかったアイドル達が、テレビのバラエティ番組に活路を見出し、活躍するようになった。バラエティアイドルを略した「バラドル」という呼称が普及したのも、この頃である(ただし、森口博子は1990年代に入ってヒット曲に恵まれ、歌手としても成功した)。

1990年代に入ると、かとうれいこ、細川ふみえなどが、恵まれたプロポーションを武器にグラビアアイドルとして活躍した。1970年代にアグネス・ラムが同様の活躍をしたことはあったが、大勢のグラビアアイドルが活躍するようになったのは彼女たちの功績が大きい。

また、従来はアイドルとは見なされなかった女子アナや、女性声優、「特撮ヒロイン」(「平成仮面ライダーシリーズ」、「スーパー戦隊シリーズ」、「ウルトラマンシリーズ」など特撮ヒーローもののヒロイン(正義側・敵側は問わない)役の女優・グラビアアイドル)が支持を集めたほか、15歳以下のアイドルを指すチャイドル(U-15アイドル、ジュニアアイドル)、ヌードグラビア専門のヌードル、若手演歌歌手の演ドルなどの新たな造語が生まれた。また内田有紀、広末涼子、深田恭子などの女優業をメインとするアイドル女優が活躍する。こうしてアイドルの細分化が進み、歌手としての成功は、アイドルとしての成功に必要不可欠ではなくなった(ただし、内田有紀や広末涼子は歌手としても成功した)。

更にサブカルチャーの充実趣向の細分化にあわせ様様な分野のアイドルが生まれるようになり鉄ドル、ロボドル等と名乗るアイドル、浅尾美和、上村愛子、オグシオ(小椋久美子、潮田玲子)などスポーツにおけるアイドルも出現し話題を集めている(知名度の低い種目においてはアイドルを作って話題を集める事も行なわれている)。

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2009年3月26日|

カテゴリー:アイドル